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2021.07.29 | ブログ

子ども部屋という議論②

こんにちは。

Renogieの小林奈保子です。

台風8号の直撃をまぬがれ、安心しています。

 

今回は、子ども部屋という議論の2回目です。

子ども部屋という議論①→https://renogie.com/blog/158/

 

北浦かほる著、住まいの絵本にみる子ども部屋を参考に少しまとめてみましたので、

少し一緒に考えてみましょう。

北浦によると、欧米と日本では、子ども部屋に対する考え方や実態が大きく異なっているとのことです。

欧米の考え方が、非常に参考となりますので、取り上げさせて頂きます。

今回は、欧米編です。

 

欧米の子ども部屋は、

ベッドと造り付けのクローゼット、家具などで構成されており、

子どもの自律のための空間となっています。

幼児から青年期までの子どもが空間に求めている役割には、

①考えるための場所(ボーッとしたり、空想したりする場所)、

②空間への接近のコントロール(誰も入ってこない、入ってきて欲しくない場所で、大切なものをしまったり、ポスターをはったり…)、

③行動を選択できる場所(したいことが自由にできる、腹が立った時に行くなど)、

④着替え・就寝・手紙を書く・電話をする、

などがある、というデータがあります。

欧米の住まいの絵本には、

幼児の時から既に寝室でこうした様々な行為をしている子どもたちの様子が描かれています。

欧米の子供たちは、子ども部屋をツールとして、

成長とともに段階的に自分に居心地の良い状況をつくることを日常的に学んでいっている、

ということが、ここから分かります。

 

次回は、日本編です。

お楽しみに。

 

参考にした本:北浦かほる『住まいの絵本にみる子ども部屋-自律をうながす空間の使い方-』井上書院、2014年

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